Sei posti senza luna
『新月の夜、6人で』(仮題)
ロベルト・ピウミーニ&ジョヴァンナ・スカルファーティ作
"Sei posti senza luna"
text by Roberto Piumini & Giovanna Scalfati
Edizione E. Elle 1994, 127pp.
ISBN: 88-7068-665-5
ミラノに住むダニーラとジョヴァンナは、夏休み、それぞれのひとり息子、エミーリオとアンドレアを連れて、ダニーラの故郷であるトスカーナの田舎にやってきた。カーブの多い道でジョヴァンナは車に酔ってしまい、幸先のいいスタートではない。
着いて早々、エミーリオは昔なじみの少年たちに会いたがる。自分がいるのになぜ……という嫉妬心と、ばかにされたくないというプライドもあって、アンドレアは少年たちの前でいきがってアルコールを飲むが、気分が悪くなってもどしてしまう。
親たちは子どもたちを楽しませようと、車でラヴェンナまで連れて行ったり、テニスをさせようとしたり、いろいろと計画を立てるが、そんな気持ちを知ってか知らずか、息子たちは親たちよりも少年たちと一緒に過ごすことを好んだ。ダニーラの家にあったテントを持ち出し、一晩みんなで野宿をしたいとまで言い出した。ジョヴァンナを不安でたまらないが、子どもたちのしたいようにやらせることにする。
中学生の男の子ふたりが男の子から少年に成長する話というよりは、中学生の息子を持つ母親が何とか子離れしようとする話なので、子どもよりも大人が読むべき物語かもしれない。
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