Storie per chi le vuole
『おはなしがすきな人のためのおはなし』(仮題)
ロベルト・ピウミーニ作
"Storie per chi le vuole"
text by Roberto Piumini
illustrations by Barbara Nascimbeni
Edizione EL 2005(初版は2003), 130pp.
ISBN: 88-7926-538-5
マリアンナとアンナマリアは双子。顔はそっくりでも性格は正反対。アンナマリアはしょっちゅうマリアンナの洋服を着たがり、やさしいマリアンナは快く貸してやります。でも、洋服のほうはアンナマリアのことを好きではないので、面白くありません。
ジョヴァンニは電話中毒。どこにいようと、周りの迷惑などお構いなしに、大声で携帯電話に向かって話すので、ジョヴァンニの耳と口はジョヴァンニを懲らしめてやろうとします。
いつものようにお母さんと一緒にスーパーへ出かけたカルロッタ。売り場にあるものに夢中になっていて、ふと気がつくと、お母さんがいません。
35の短いお話が収録された物語集。ピウミーニの創作もあれば、「うさぎとかめ」「カエルの王子」のような、よく知られた昔話もあります。マリアンナとアンナマリアの話や、電話中毒のジョヴァンニの話のように皮肉っぽい話もあれば、スーパーで迷子になったカルロッタの話のように、日常生活のひとこまを寓話的に描いたものもあります。
スーパーにいたあるものに助けてもらって、無事お母さんに会えたカルロッタですが、実はお母さんとはぐれていたのはたったの20秒でした。「でも、20秒は、怖がっている小さな女の子にとって、とても長い時間なのです。」という言葉に、作者の心の温かさを感じます。
(1807頁/3000頁)
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